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シャトー・グラン・ピュイ・デュカス

17世紀の中頃、アルノー・デュカスがポイヤックに4haの小さな敷地を購入し、これがほとんど300年間彼のファミリーの手中に留まる運命となった、大きな敷地の礎石を形作ることになった。

 
彼の代々の跡継ぎが様々な小区画を購入した一方、1768年、ポイヤック、ピブラン、ポンテ、アルティグ=アルノーの敷地を、地元でグラン=ピュイとして知られるものに一まとめにしたのはピエール・デュカスであった。彼が亡くなった時、彼の息子は、2/3が葡萄畑の“デュカス・グラン=ピュイ・アルティグ=アルノー”と呼ばれた、60haの敷地の責任者となった。そして、1820年、ポイヤックの町の彼の祖先の家の敷地に現在のシャトーを建設したのは、彼だったのである。波止場地帯に位置し、ここは、長い間メゾン・ドゥ・ヴァンとしてまたボンタン・デュ・メドックの本部として機能を果たしていた。
 
しかしながら、1932年一族内の争いを解決するために、グラン=ピュイ=デュカスという名を持つ民間会社が創立された。後の1971年、新しいパートナーが、悲惨な状態にあった敷地を引き継いだ。そして、18世紀にシャトーが保持していた尊敬と素晴らしい品質を再び与えるために、莫大な改造計画を履行した。
 
今日、グラン=ピュイ=デュカスは、合計56haにわたる3区画の土地から成り、そのうち37haには葡萄が植えられている。北は、葡萄の木はムートン、ラフィットそしてポンテ・カネの畑に近い。中央は、地元では“グラン=ピュイ”として知られる部分を占める。南は、サン=ランベルの村の台地上に横たわっている。様々な土壌は、きちんとした品質のために、調和したバランスを達成するのに役立つので有益であり、また高級葡萄品種と最も素晴らしい土壌が一助となっている。
 
葡萄は手作業で仕分けされ、除梗され、軽く破砕され、温度調整機能のついたステンレスティールで発酵させられる。各々の区画からの葡萄は別々に醸造され、厳しいセレクションの後、最高のものがグラン=ピュイ=デュカスの名を持つワインに使用される。典型的にワインはオーク樽で18~24ヶ月間熟成され、そのうち30%は毎年新樽である。
 
セカンドラベル: シャトーアルティグ・アルノー
面積: 56ha(うち37haは畑)
土壌: ケイ質砂利を含む土壌は、ガロンヌの砂利より成る。
酵母の添加: 最初のタンクにのみ添加
マセラシオンの期間: 18~21日
発酵の温度: 30~32度
発酵のコントロール: 温度調節機能付き
発酵槽のタイプ: ステンレススティール
樽の年令: 新樽を30%使用(リムザン)
樽熟の長さ: 18~24ケ月
清澄: 卵白
フィルターの使用: なし
ボトルのタイプ: ボルドレーズ
シャトーにおける壜詰め: 100%
品種: 62%カベルネ・ソーヴィニヨン
38%メルロー
5%カベルネ・フラン
lhaあたりの葡萄の木の本数: 10,000
平均樹齢: 25年
1ヘクタールあたりの生産量: 45~47hl
収穫: 70%手摘み
平均生産量: 18,000ケース
畑の分布: 3区画
貯蔵: 4~14年
サーブするときの温度: 17度
料理との組み合わせ: ラム・子牛・家禽・デリケートな猟鳥獣の肉とパーフェクトである。

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