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シャトー・カノン

プルミエ・グラン・クリュ・クラッセ<<B>> 
シャトー・カノンの名前は、18世紀のオーナーM.カノン氏からきている。彼は1760年までに、地所の全てを更に葡萄栽培にあて、1770年に売却した時は13haが葡萄畑であった。1876年に5haが加えられ、それ以来地所は変らないでいる。現在のオーナー フルニエ家は、1919年よりここのオーナーである。
 
ワインメイキングには非常に伝統的なアプローチをとっており、オーク製の発酵槽で高温、長時間にわたる発酵を行っていたが、現在ではステンレスタンクを使い発酵を行う。新樽率は年により異なるが、最低でも50%以上である。ワインの質はメドックの第2級と同等だと言われている。
 
セカンドラベル:Clos J. Kanon
畑の面積:18ha
平均収穫量:6,250ケース (グラン・ヴァン)
畑の分布:1画
土壌:石灰岩の上に粘土と砂の土壌が混じったもの
品種:55% メルロー 45% カベルネ・フラン
剪定:グイヨー・シンプル
1haあたりの葡萄の作付け数:6,500本
平均樹齢:35年
1ヘクタールあたりの生産量:40hl
収穫:手摘み
 
マセラシオンの期間:15〜21日
発酵の温度:25〜27日
発酵のコントロール:冷却
発酵槽のタイプ:オーク
ヴァン・ドゥ・プレス:ヴィンテージにより時折
樽の年令:新樽を50〜60%使用
樽熟の長さ:19〜20ケ月
清澄:新鮮な卵白
フィルターの使用:なし
ボトルのタイプ:ボルドレーズ ルルド
シャトーにおける壜詰め:100%
 
貯蔵:7〜25年
サーブする時の温度:17度
食べものとの組み合わせ:膵臓と腎臓を使った料理に合う。ブリ等の白カビチーズとは最高に合う。
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クロワ・カノン/クロ・カノン

サンテミリオン・グラン・クリュ

歴史

クロワ・カノン/クロ・カノンはグラン・クリュ・クラッセであるシャトー・カノンのセカンド・ワインである。シャトー・カノンはこの古代からある町の南西にあり、古いサン・マルタン教会の裏、サンテミリオンのトップシャトーがある有名な台地に位置している。昔から評価の高いこの造り手の名前は18世紀の所有者で、その土地を1760年以降完全に葡萄栽培に捧げたカノン氏に由来している。そしてシャネルによって1996年11月に購入された。

葡萄にとって恵まれた土壌と、代々の所有者による永続的な品質へのこだわりによって、2世紀以上も有名なカノンのワインは造り続けられている。

葡萄畑

  • 葡萄領域:22ヘクタール
  • 葡萄品種:メルロー75%、カベルネフラン25%
  • 葡萄の平均樹齢:25年
  • 葡萄の間隔:5,500~6,500プラント/ヘクタール
  • 地質:粘土質石灰石
  • 収穫高:35ヘクトリットル/ヘクタール
  • 収穫:手摘み
  • 生産量:20,000本

醸造

  • 発酵時間:15日
  • 熟成:19~20ヶ月:10%新樽 

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クロ・カノン から クロワ・カノン

2011ヴィンテージから、シャトー・カノンのセカンドワインであるクロ・カノンはクロワ・カノンという名に変更された。

間違いのない秀逸な畑と専用の設備

2011年、シャトー・カノンはシャトー・マトラスの畑12.5haを購入して拡大したことで、世界に名立たるそのシャトーの面積は34haになった。アンジェリュス、カンテュス、ル・ドーム、ボーセジュール・デュフォー・ラガロースなど著名なシャトーに囲まれたマトラスは、サンテミリオンの粘土と石灰岩土壌が続く土地にある。

購入後、1年まるごとかけてマトラスの醸造所であったチャペル・オブ・マゼラの再建した後に、新しいラベル、クロワ・カノンが誕生した。

クロワ・カノンはカノンやの粘土と石灰岩質の高原で若いワインと共に、そして最近ではサンテミリオンの傾斜地にある購入したばかりの畑 から造られる。メルロー70%、カベルネ・ソーヴィニヨン30%がブレンドされた2011ヴィンテージ。

9月末まで毎日、テクニカルチームが決定する区画管理の指導の下で厳格に栽培が行われる。収穫時には手で選果することで、最高の果実を確実に使用できるようにする。クロワ・カノンは重力で葡萄を出来るだけ優しく移動することができる近代的で効率的な大桶の部屋を持ち、そのアドバンテージを享受する。専用のセラーで熟成が行われ、葡萄の品質とアロマのバランスを保つため、20%新樽を使用し18ヶ月熟成させる。

ユニークな建造物:チャペル・オブ・マゼラ

このプロジェクトを成功させるため、ジョン・コラサ氏のチームは、ユニークな建造物であるチャペル・オブ・マゼラの再建のために全エネルギーを注いだ。

最高峰のワインを造るために使用される醸造所であるということ以上に、Batiments de France(文化省のフランス建築物課)とスキルの高い伝統的な工芸士の力を借りて、このチャペルは12世紀まで遡る歴史を維持しながら、過去の栄光を取り戻した。

200年以上前に遡る素晴らしいオークの光の下に大桶の部屋がある。ツバキが中央に描かれたスタンドグラスの窓はココ・シャネルへ相槌しており、柔らかな光がテイスティングエリアに降り注ぐ。 そこから、訪問者は大桶部屋の美しい光景を楽しむことができる。しかし、施設のマジックはどこにでも表れる。チャペルの真ん中にあり、樽で熟成するクロワ・カノンは神々しい! 修復の最後は、ヴィルデュ・レ・ポエルにあるベルタワーの頂上にCornille-Havardの鋳造所が特別にデザインした66kgのベルが取り付けられた。

グラン・クリュ・クラッセ シャトー・カノンとの繋がり
2011年に区画を購入して以降、ジョン・コラサ氏と彼のチームはシャトー・カノンの歴史ある畑の管理のノウハウをクロワ・カノンのテロワールに持ち込んだ。剪定から収穫まで、高い技術を持つスタッフが、兄貴分シャトー・カノンと同じ注意を向けて各工程、全作業を行った。 発酵の各工程期間の間においてさえ、最大の注意とケアをし、シャトー・カノンの最高水準の特徴に適う努力をした。兄貴分の例に倣うように、このセカンドワインはフルーティでヴェルヴェットのような味わいを見せ、若いうちはずっとフレッシュでエレガントな趣を示す。