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ルーマニア

優れた歴史ルーマニア人の祖先・ダキア人は、ワインの神であるディオニソス神を信仰していました。歴史学者・クセノポルによると、古くからダキア人はぶどうを収穫していたといいます。

東欧の旅人、アントン・ヴェラネシッチ(1504-1575)司祭はルーマニアの旅の日記に次のように記しています。「私の国のファレルヌムとシャンペンのワインの味を忘れてしまうような、強くてまろやかな、白、赤、すべておいしいワインがこの陽のあたる丘で出来ます。」

時が過ぎ、ワインの醸造法は改善されていきました。優れた品質管理によって、ルーマニアは特筆すべきワインの大生産国として認められ、さまざまな賞も獲得しました。コトナリ、サンブレシュテイ、ムルファト、プール、デアル・マーレなどのワインは殊に有名です。

しかし、1884年にヨーロッパのぶどう畑に大きな被害を与えたフィロクセラ病の流行と、さらには第一次、第二次世界大戦を経て、ぶどう畑は国有化され、その結果ルーマニアは世界のワイン市場から姿を消しました。1989年以来、ルーマニアの醸造家たちは愛するぶどう畑に戻ることができ、新しい時代が始まりました。

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