カルべネ・ソーヴィニヨン 82% 、メルロー 16% 、カルべネ・フラン 2%
テイスティングコメント: 魅力的な、紫色がかかった深く、暗い色。洗練されたエレガントなノーズは、フルーティーなワイルドブラックベリーやビルベリーの香りを示す。
トースト、リコリス、ブロンドたばこの含みは、豊かで、複雑な香りの幅を膨らませる。フレッシュなフルボディ、微量な塩気のアタックは力強さを表し、開けていると滑らかでクリーミーな
タンニンは、わずかなミネラリティにより持ち上げられるシルキーな質感を包み込む。
風味の印象はとても豊かで、豊かに熟した果実やペッパーのスパイスの風味。非常に長い後味は、驚く程バランスの取れたワインと完結する。
ラベル作品担当: Gerhard Richter
天候条件:天気の面では、2015年は平均よりやや温暖だったが、特に2月から7月の発芽期から色づき期までの間、非常に乾燥していた(706mmの降雨、年間平均は862mm)。その結果、果実は小さいままだったので、開花後の通常の収穫高が期待されていたにもかかわらず、収量がかなり低くなった。
8月と9月の降雨量は平均よりも多く、すでに水不足になっていた畑で、熟成プロセスを一時中断させるのに役立った。結果として、ブドウは、品種、樹齢、テロワールによって、一つの区画から別区画へかなり異なる速度で成熟した。
各品種、各区画において最適な成熟度で確実に摘み取るため、収穫期間は思い出せる限りでは最長であった。9月14日のメルローの最初の房から、10月6日の最後のカベルネ・ソーヴィニヨンまで、収穫は3つのエステートで23日間続いた。
ブドウは見事な状態で、発酵は素早く行われた。ワインは十分な色づきと、赤色と黒色の果実からスパイスや香料に及ぶ、非常に力強い香りの完全な配列を即座に示した。
タンニンは概して非常によく丸みを帯び、凝縮して、継ぎめなく滑らかである。ブレンド後、ワインは依然として同じよい香りの力強さと複雑さ、樽熟成がさらに強化するフルボディの組成を示す。
ポイヤックの2015ヴィンテージは、その重みとぜいたくさにおいて2005年ヴィンテージと非常によく似ている。
収穫期間: 2015年 9月14日 – 10月2日
ロバート・パーカー 98ポイント!
ワイン・エンスージアスト 98ポイント!
ワイン・スペクテーター 96ポイント!