ワインは、ラス・パレデス地区ワイナリーで生産されています。このレンジのワインにとって、適した熟度へ達したブドウが収穫されました。この適した熟度というのは、酸味と甘味とポリフェノールが完全にバランスが取れた時のことです。醸造チームはブドウを味わうことで、最適な収穫日を決定します。収穫した時点で、ブドウ房の事前選果を行います。またワイナリーで、完璧ではないブドウを取り除き、残りの房の除梗を注意深く行うことで、完璧な房だけが残されます。新しく選り分けたブドウの房とともに醸造工程が始まります。ブドウはさらに選り分けられ、ステンレススティールタンク内に直接移されます。わずか5%をセニエし、続けて低温マセラシオンを8℃で3~4日間行います。その後、発酵を、厳選した酵母を加えて行います。発酵温度は一様にするのではなく、抽出を最大限に引き出すため最大30℃で始め、その後27℃を保ちます。毎日のポンプオーバーに加え、発酵初期の数日間、タンクから定期的に試飲することで決定する、日々の液抜き静置とポンプオーバーを組み合わせます。
平均的な発酵時間は10日間でステンレススチール槽を用います。一旦発酵を終えると、ワインはパニスと共にさらに10日間以上放置し、これもテイスティングを通して決定します。後発酵マセラシオンを終え、ワインの50%はフレンチオーク大樽に移され平均8ヶ月間、また残りの50%は温度管理付きステンレススティールタンク内に10か月保管します。全量が土着のバクテリアと共にマロラクティック発酵をします。一旦必要な果実味/木のバランスが達すると、樽で熟成したワインとタンク内で保管されていた果実味を保持したワインをブレンドします。このことで、フレッシュ感とこの品種の秀逸なベリー類の表現を産み出します。