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ポデルヌオーヴォ・ア・パラッツォーネ

ブルガリとポデルヌオーヴォ・ア・パラッツォーネ:

ソティリオ・ブルガリは、1857年に生まれ、ブルガリ王朝を創設した。ローマの中心にあるシスティナ通りに初めて小さな店を開き、数年後にコンドッティ通りに移転した。今日世界中で称賛される高価な宝石を使った伝説的ジュエリーがそこで作られた。長い年月が経ち4代目パオロの息子であるジョヴァンニ・ブルガリは、ワインへの冒険を始めた。

偉大な曽祖父が始めた、卓越性への同じ探求、エレガンスと美へのコミットメントを継続した。

ポデルヌオーヴォエステートはパオロとジョヴァンニ・ブルガリが2004年に購入した。エステートはトスカーナ州の南端に位置し、ウンブリア州とラツィオ州との3角地帯にまたがる。パラッツォ―ネのブドウ畑54エーカーは古代温泉静養地のあるサン・カシャーノ・デイ・バーニ村の一部に位置する。以前放置されていたブドウ畑は2007年に完全に再植された。南東に面しておりワインに組成とエレガンスを与える。

粘土質、白亜質、砂質、砂利質と変化に富んだ土壌と暖かな夏、比較的寒い冬、適量の降雨の穏やかな天候の理想的な環境である。海抜340 – 380mに位置するブドウ畑は自然な緩やかな傾斜を利用し、水の停滞を避けている。

歴史:

数世紀前、ポデルヌオーヴォ・あ・パラッツォ―ネは要となる古代ローマのカッシア街道の支道沿いにある中継宿場だった。その後中世に建てられたフィギネ城の交易所となり、このフィギネ城がポデルヌオーヴォの農園を所有していた。今日ブドウ畑はトスカーナ州のそのままの状態で残っている地にあり。テロワールの環境バランスと伝統的農法に敬意を払いながら栽培を続けている。

エステートとテロワール:

栽培する主なブドウ品種はサンジョヴェーゼ、モンテプルチャーノ、カベルネ・ソーヴィニヨン、カベルネ・フラン、メルロー、プティ・ヴェルド、マルベックである。
エステート55ヘクタールの内26ヘクタールがブドウ畑を占め、標高200 – 400mに位置する。寒い冬と暑い夏はブドウに過大なストレスを強い、最高のブドウを造りだす。
厳しい気候とテロワールによりワインの個性が造り出される。気候サイクル、様々な標高に位置するブドウ畑、日照などの多様な要素がポデルヌオーヴォ・ア・パラッツォ―ネをユニークにしている。テロワールはモンテ・チェトーナ山と隣接する丘の間に位置する為、大きな湖や貯水池による影響を受けない。
ワイナリーまで可能な限り最良の状態でブドウを運び入れる事は、ジョヴァンニ・ブルガリの主要な目的である。ポデルヌオーヴォ・ア・パラッツォ―ネは状態の良いブドウを維持するために、一般よりブドウ栽培に従事するスタッフ数が多く、シマント&サーチにより生み出された “ソフト剪定”が2014年に導入されて以降、この剪定を実行している。この二つの組み合わせが認証を持たないオーガニックワイナリーである事を実現している。

セラー:

ワイナリーの“宝”が全生造設備を所有するセラーである事は明白です。
景観に完璧に溶け込むデザイン、高い機能性を持つが機械性のみが前面に出ていない建造物の典型的な例である。ワイナリーはワインの全醸造と熟成プロセスの過熱と冷却に地熱発電を使用している。
殆ど見た目には分からないソーラーパネルが景観と調和するアプローチを保証するエネルギーとして使用されている。

ロゴとその歴史:

日本の建築家、デザイナーである桐本潤子によりデザインされたロゴは、何年か前にジョヴァンニ・ブルガリの母が撮影した、ローマ近郊にある彼の祖母の畑の写真にインスピレーションを得ている。この畑は、ジョヴァンニが幼年時代をよく過ごしていた場所である。
我々のワインの色を使い、日本の筆でブドウ畑を再現したロゴは、我々の哲学の中核である優雅さ、簡潔さを完璧に表現していると確信している。

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